「政府とワクチン政策のあるべき方向性探る」―三谷ノバルティスファーマ社長(医療介護CBニュース)

 ノバルティスファーマの三谷宏幸社長は2月9日の記者会見で、政府と進めている新型インフルエンザワクチンの解約交渉について、「今患者数が少ないから、もう終息した、という話ではないと思う。一つのワクチンの問題にとどめず、ワクチン政策のあるべき方向性を探っていきたい」との考えを示した。また「出荷については、抑えられるものは抑えたいと思っている」と述べた。

 一方、同社の昨年の売上高は、国際財務報告基準(IFRS)ベースで、前年比8.2%増の2977億円だった。高血圧症治療剤ディオバンは1400億円、抗悪性腫瘍剤グリベックは464億円と主力2製品がけん引。また骨吸収抑制剤ゾメタが148億円(同社7位)、加齢黄斑変性症治療剤ルセンティスが80億円(9位)と上位に食い込んだ。

 三谷社長は今後の営業方針について、「超多忙な医師に対して短い時間で、どうアプローチしていくか、方法を変えていかないといけない。体質改善が必要だ」と述べ、「画一的で単発的なアプローチ方法から、対話を重視する方向に変えていく」との姿勢を示した。


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